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標高と緯度の高いところを志向する癖があります。そんなわけで、北国でのアウトドアや旅が好きになってしまいました。 旅の印象を絵にしたり、興が乗れば旅に携帯した笛を吹いたりすることもあります。
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2007年05月13日

母の日版クレープ・シュゼット

 今朝、父がこぼしていました。
 どうやら、昨夜の能、狂言、母はよほど興奮がおさまらなかったのか、布団に入っても
「はあっ・はあっ・はっ・はっ・・」
 などと、狂言の口真似がなかなかおさまらなかったというのです。
 そんなことを話していたら、キッチンから
「はあっ・はあっ・はっ・はっ・・」
 思わずふきだしてしまいました。
 生で狂言や能を観たのは生まれて初めてだとのことで、かくのごとく興奮冷めやらぬということは、昨夜、薪能に連れ出したのは大成功だった、ということでしょう。今日も熱は冷めないようで
「このあたりのものでござる」
「(洗濯物を)干してござぁる」
「花を買いにゆこうとぞんずる」
相撲をみながら
「勝ちにてそうろう」
 昨秋、喜寿を迎えた母ですが、ときおり少女のような無邪気さをみせることがあります。
 今回のは、その最たるものです。

 さて、今日は母の日ということで、久しぶりにちょっと洒落たお菓子を作ってみようと思い立ち、クレープ・シュゼットを作りました。
 まずは、できあがりから
 (以下、クリックするとポップアップして大きな画面でご覧いただけます)

 
「クレープ・シュゼット・オレンジソース」です。

 さて、作り方。
 材料ですが
 
 クレープ5~6枚ぶんです。
 卵1個、卵の1.5倍程度の小麦粉(薄力粉)、小麦粉と同量の砂糖(分けて使います)、
 卵と同量の牛乳、バター、自家製の甘夏ママレード、オレンジジュース、ブランデー
 それにむいて実だけにしたオレンジなどのかんきつ類。

 まず、ソースを作ります。
 厚手の鍋を火にかけ、用意した砂糖の3分の2を入れます。火は弱すぎないように。
 かき混ぜていると砂糖が溶けて、少し飴色になってきます。
 淡い飴色になったら、バターを1かけ投入して混ぜます。
 すかさず、ブランデーを注いでフランベ。
 鍋底に焦げ付いたような感じになりますが、気にせずオレンジジュースを注ぎます。
 加熱しながらかき混ぜると、固まったカラメル状の砂糖が溶けて、香ばしいソースになります。
 煮立ったら、ママレードとオレンジの実を入れて、10分から15分くらい弱火で煮ます。
 これでソースの準備がととのいました。
 

 次に、クレープです。
 クレープは、薄いケーキです。
 ですから、ふっくらと柔らかいクレープを焼くには、タネもしっかり作ります。

 まず、卵白をしっかり泡立てましょう。ケーキを作るつもりで。
 

 卵黄を合わせ、小麦粉と残りの砂糖を加えたら、ざっくりとよく混ぜます。
 そこに、溶かしバターを加えます。艶が出て、ねっとりした感じになります。
 最後に、牛乳を足して、滑らかにします。フライパンの上で広がるように。
 これで、タネの出来上がりです。
 

 さて、焼き方ですが・・・焼きながら撮影するのは至難なので、間単にご説明しますね。
 小さなおタマと、テーブルナイフを使います。
 フライパンにはバターや油は敷きません。
 タネにバターをしっかりと溶かしこんでいるので必要ないのです。

 フライパンを火にかけます。火は中火か、ちょっと弱い程度。弱くしすぎないように。
 タネを落としたときに「ジュッ」と音を立てるくらいが適温です。

 まず、小さなおタマいっぱいにタネをすくいます。
 それをフライパンの中央に落としたら、おタマを中央にのせて、中央から螺旋を描くように、おタマの重さを利用してのばしてゆきます。
 のばしたら、すぐに火が通ります。
 一呼吸置いたら、写真のようにテーブルナイフですくいあげて裏返します。
 

 裏返したところです。
 ちょっと焦げ目がつくくらいが、ちょうどよい焼き上がりです。
 

 裏返したら、表面を手でちょっと叩いてやりましょう。
 裏側にもほんのり焦げ目がつきます。
 もう焼けているので、すぐに皿にとります。
 こんな調子で、ぽんぽんと焼いてゆきます。

 焼き上がりです。
 

 さて、ここからシュゼットにします。

 まず、焼きあがったクレープをこんなふうにたたみます。
 
 ほんとうは、鍋で煮ながらたたむのですが、それは少々難しいし、大きな鍋が必要になるので、今回は、先にたたみます。

 先に作っておいたオレンジソースをふたたび温めて、その中に、このたたんだクレープを入れて10分ほど弱火で煮込んでやります。
 様子をみながら、ときおりスプーンでソースをかけてやりましょう。
 クレープが少し膨らんで透明感がでてきたな(透明にはなりません。念のため)と思ったら火を止めます。
 破れないように慎重に取り出し、お皿に盛って、ソースと具(ママレードと実)をかけて出来上がりです。もう一度、出来上がりの写真を・・・・
 

 暖かいまま食べても美味しいし、冷ましてから、あるいは冷やしていただいても美味しいですよ。
 ちょっと手間はかかりますが、クレープ・シュゼットは「クレープの王様」と呼ばれているそうです。
 どうぞ、お試しを。
 なお、大皿の隣、余ったクレープ1枚は、今宵の私の夜食用です。
 はあっ、はあっ、はっ、はっ!


Copyright (c) 2007 Fuyuno, Yuki All rights reserved.

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この記事へのコメント
素晴らしい『母の日週末』になったようですね。
離れてしまったことを口実に何もしていない自分が恥ずかしいです。
それにしても、このクレープ・シュゼットは美味しそうですね~。
自分はオレンジ系が苦手なのでベリー系でチャレンジしてみます。
これはグループキャンプでもチョットしたデザートとして喜ばれそうですね。
レシピいただきです!
Posted by masayan at 2007年05月13日 23:22
冬野さま

クレープはずいぶん作りましたが、クレープ・シュゼットはレストランのデザートで目の前で作ったのを戴くのであって、自分で作れるなんて考えもしませんでした(笑)。

美味しそうですね~
お料理やデザートはどのようにして学ばれたのでしょうか!
ご両親、特にお母さまは喜ばれたでしょうね~(笑)
Posted by クッキーママ at 2007年05月14日 16:22
>masayan様

 ベリー系でもいけますよ。
 苺でもやったことがあります。
 なお、オレンジ系はバターとよく合うのですが、ベリー系の場合、ソースをバターベースにすると重たいかもしれません。ソースにはあえてバターを使わず、お皿に盛ってから泡立てた生クリームをのせるという手もあります。
 ぜひお試しを。

>クッキーママ様

 クレープ・シュゼットは、むか~し、NHKの今日の料理で、どこかのホテルのシェフがやっているのを観ておぼえました。あとは、どこかで食べたり、見かけたりしたら真似してみるという感じですね。
 事情があって子供のころ(小学二年)から厨房に立つことがたびたびありまして、基本はその頃に身につけました。玉葱のみじん切り、キャベツの千切り・・・当時のコンロにマッチで火をつけるときは、なかなか緊張したものです。フライパンも重くて、両手で操ってましたね。懐かしいです。母が働きに出ていたころがあって、昼食は私が作りました。妹がお客というわけです。

冬野
Posted by 冬野由記 at 2007年05月14日 21:43
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